寺院の紹介

日光部

龍藏寺

悲運の重慶阿闍梨創建の寺

旧日光市内市街地にある龍藏寺は、建保元年(1213)に重慶阿闍梨によって創建された。

『吾妻鏡』によれば、重慶阿闍梨は武蔵国(現在の東京都、神奈川県、埼玉県の一部)の
豪族畠山重忠の第8子である。
畠山一族は元久2年(1205)に鎌倉幕府に対して反乱を起こし、滅ぼされた。
重慶阿闍梨は出家して日光山にいたが、幕府の手にかかって殺害された。
後に日光山がこれを哀れみ、龍藏寺を山内に建立したと伝えられる。

その後、徳川家光の時代に現在地に移転した。
境内には重慶阿闍梨の墓塔がある。
寺の墓地内には、明治維新で戦死した広島藩の藩士8人(芸州八士)の墓があり、
日光市の指定文化財である。

本尊は阿弥陀如来像で、他に観音堂本堂に慈覚大師円仁御作と伝えられている観世音菩薩像が安置されている。
また弁天堂の本尊は『愚管抄』の著者である僧正慈円によるものと伝えられている。
また境内外の日光市所野には、薬師堂と観音堂がある。

〒321-1404 日光市御幸町396

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