寺院の紹介

日光部

圓光寺

緑に囲まれた山の寺

圓光寺は神護景雲元年(767)、日光開山の祖・勝道上人の草創によるものと伝えられている。

もともとは真言宗であったが、寛永年間(1624〜44)に天海大僧正より
「教林山眞清院圓光寺」の三号を賜り、天台宗に改宗し、日光山輪王寺の直末寺となった。

一説に、徳川が日光の大切な宝を守るために、
日光街道・例幣使街道の裏街道である小来川にあるこの寺を、
とりでとして重要視したのではないだろうかとも言われる。

江戸時代に積まれたと伝えられる石垣は大きな石ばかりで造られており、
当時の隆盛をうかがわせる。

元禄4年(1691)に火災により 堂宇伽藍を焼失、寺宝の多くも失った。
しかし享保2年(1717)に現在「寺屋敷」と呼ばれる字山口から
現在地に建物を移築、再建された。

その後、明治26年(1893)に火災に遭い、堂宇一切を再び焼失した。
現在の堂宇は、その後の明治30年(1897)に再建されたものである。

境内には天文9年(1540)に建てられたと考えられる宝篋印塔があり、
日光市の文化財に指定されている。

鹿沼方面からの道が日光山内と日光清滝方面へと分岐する地点、
二筋の川を見下ろす高台にある同寺には、
山門脇に樹齢120年以上の大きなヒノキが2本そびえている。
静かな境内は趣き深く、緑と水を湛えている。

〒321-1353 日光市南小来川418

TEL 0288-63-3151

FAX 0288-63-3154

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