寺院の紹介

日光部

龍藏寺

足尾の歴史を見守る寺

龍藏寺は大宝元年(701)の創建と言われる。
開基は役行者とも、日光開山の祖である勝道上人の弟子悪雲が、
美しくお経が響く松木の谷に建てたとも伝えられている。

明治20年(1887)4月に起こった松木の大火により同寺も全焼した。
この時に古い記録などはほとんど失われた。

その後、明治28年(1895)に現在の本堂が再建された。

足尾は江戸時代に幕府の御用鉱山として栄えた。
周辺の松木村、仁田元村、久蔵村は農村として多くの人が住んでいた。

明治17年(1884)に足尾精錬所ができた後、地域経済は大いに栄えたが、
渡良瀬川鉱毒事件の発生地としても有名になってしまった。

昭和31年(1956)に足尾ダムが完成した際、
松木川沿いの旧松木村の無縁仏を境内に合祀し「旧松木村の無縁石塔」を建立。
また旧久蔵村の無縁石塔、仁田元村の無縁墓も境内にある。

現在、お盆やお彼岸などに全国各地から子孫たちが先祖供養に訪れるのは、
足尾ならではの特徴であり、特に北陸三県からの来訪者が多い。

また、明治3年(1870)に政府打倒の計画に加わり、
斬首された大忍坊全祐の墓や、彼の兄弟子である桜正期隆邦の墓などがある。

〒321-1431 日光市山内2303

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