寺院の紹介

宇都宮部

寶藏寺

宇都宮城鬼門鎮めの寺

寳藏寺は、現在の芳賀郡下高根沢に嘉祥3年(850)に慈覚大師円仁によって開基された。
その後、鎌倉時代初期の建久3年(1192)に
明達住職が現在の簗瀬町に移転し寺領150石を拝領した。

さらに室町期の明応3年(1494)に、当時の住職の慈明の代に
宇都宮城の鬼門鎮めの寺として、現在地に移転した。

百観音堂・十王堂・山王堂などを有し、城の薬師堂をも支配していた。
敷地面積は、7千余坪と伝えられている。

現在も伝わる梵鐘「およりの鐘」は年代は不詳だが、
宇都宮氏により寄進されたものであることは間違いない。

「およりの鐘」の名前は、夕暮れを告げて打たれていたことから。
「おより」は「寝る」の尊敬語から転訛したもの。
もともとは東勝寺にあったが、明治になって招魂社に置かれ
昭和19年(1944)寶藏寺に移った。

明治になって、粉河寺・東勝寺を合併。
安永の大火や戊辰の役で類焼し、また第二次世界大戦の戦災で建物が被害を受けたが、
戦後の3代にわたる住職により復興し、法灯を受け継いでいる。

現在の伽藍は平成16年(2004)に建立されたものである。
本尊は阿弥陀如来坐像。
境内には天明8年(1788)創建の不動堂(北関東三十六不動尊霊場第19番札所)、
ミイラの石棺(粉河寺より伝わる)などがある。

〒320-0811 宇都宮市大通り4-2-12

TEL 028-622-4130

FAX 028-625-0587

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