寺院の紹介

宇都宮部

寳林寺

富士山台丘陵南端にある上欠町の菩提寺

眺望の良い富士山台丘陵の南端にある寳林寺は、
天台宗粉河寺の末寺であり、建武3年(1336)慈泉和尚の開基と伝えられる。

本尊の来迎阿弥陀如来は同寺創建の際に、
壬生の出城である根古屋城の姫君の
病気平癒を祈願し奉安されたものと伝えられる。

当山中興の開基は、権大僧都堅者法印諶栄和尚(佐渡加茂郡出身)であるが年代は不詳。

山門の前にある宝塔石経櫃堂(釈迦堂)は、
享保3年(1718)10月に供養のため建立されたものであり、
当時は寺運盛んであったことがうかがえる。

この石経櫃堂は、間口6尺奥行5尺石造りの堂内に、
高さ2尺6寸、縦1尺9寸、厚さ4寸の大谷石の櫃が納められており、
中には表面に法華経が墨書された、数千個もの自然石の河原小石が納められている。
その石櫃の上に、高さ2尺8寸の釈迦坐像が安置されている。

現存の本堂は、宝暦年間に火災により焼失後、
仮本堂として再建されたものである。

山門は、平成21年(2009)、 9尺四方6本柱の石屋根であったものを
銅板の箕甲葺きに改修し現在に至る。

境内には他に、六地蔵尊、石地蔵尊十六部、十九夜念佛宝篋印塔がある。

富士山台丘陵には、同寺と並んで星宮神社があり、
明治2年(1869)の神仏分離令の発令以降、
星宮神社の本尊、虚空蔵菩薩が同寺に安置されている。

毎年3月、星宮神社による太々神楽の奉納にあわせて、
同寺でも虚空蔵菩薩の法要が行われている。

〒320-0855 宇都宮市上欠町708

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