上三川町の信仰を守る寺
上三川町市街地中心部にある普門寺は、
上三川城城代の横田綱親により文明5年(1473)に建立された。
その後、上三川城が落城して横田氏が滅ぼされた後、
烏山城主の成田泰親により戦国時代中期頃に修繕され、
地域の信仰のよりどころとして現在に至っている。
同寺には山門と赤門の2つの門があるが、
現在、客殿前にある赤門は室町期のものと思われる。
由来は未詳だが、本来はこちらが山門であり、
江戸期にこれを移築して現在の山門を建てたと考えられている。
過去には高浜虚子、武者小路実篤などの文人も訪れたことのある、
由緒ある古刹である。 なお、本堂内は未公開である。