寺院の紹介

真岡部

無量壽寺

630余年の歴史を持つ地域の菩提寺

無量壽寺の創建は南北朝時代初期の永和元年(1375)にさかのぼる。
630余年の歴史を持つ名刹である。
開山は定祐法師で、本尊は阿弥陀如来。

天正18年(1590)頃、
宇都宮氏家臣の武将、籠谷政高により伽藍が建立されたと伝えられている。
この時に天台宗に改宗したという説もある。

天和3年(1683)に火災に遭い、建物・古記・宝物などを焼失したが、
貞享年間(1684~1687)に18世砲山法師がこれを再建した。

山門は寛永4年(1627)から1年間真岡藩主であった
稲葉正成(徳川3代将軍家光の乳母、春日局の夫)の
ゆかりの政成寺(現・真岡市八條)にあったものを、
無量壽寺に移したものといわれる。

同寺に安置されている一光三尊仏(阿弥陀仏)や涅槃図、銅鐘は県重要文化財である。
また、円仁座像も1体安置されている。

境内にある「けやき」は樹齢が推定500年を越える。この「けやき」は市の文化財である。

県道121号から入ったところにあり、周辺には真岡北陵高校や大内西小学校などがある。
また井頭公園からも車で数分の距離にある。
だが、周囲を木立に囲まれた同寺に入ると、静謐な仏の空間が現れる。

山門から長い杉木立が続き、
そこを抜けると左手に鐘楼、正面に本堂に至る。
幽玄な廻廊を抜ける印象があり、参詣する人々の心に深い印象を与える。

境内にある桜は春にみごとな花を咲かせ、地域の人々が桜見物に訪れる という。
1月には般若経を転読する「大般若」、
5月には「花まつり」、8月には施餓鬼会などの行事が行われる。

〒321-4415 真岡市下籠谷728

TEL 0285-82-3964

FAX 0285-82-3974

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