寺院の紹介

足利部

龍泉寺

「足利厄よけ大師」の寺

「足利厄除け大師」として多くの人々の信仰を集めている龍泉寺は、
元久2(1205)年の開基で、比叡山の直末寺である。

開山は紀州和歌山の地蔵上人で、夢告げにより諸国を巡礼した後、
足利の地で熊野権現を安置した権現堂を建立したのが始まりである。

その後、室町時代末期までは足利氏の帰依が篤く、
特に第14代将軍足利義栄は、同寺に現在の「福聚山心性教院龍泉寺」の号を定め、
比叡山戒心谷の永代末寺とした。

その後、戦国から江戸時代初期にかけて一時衰退したが、
江戸時代中期の正徳年間(1711~1715)に元三大師(厄除け大師)を再興。
厄除けの守護仏として、その名を近郷近在に知られるようになった。

多くの信仰を集めたことから、同寺には貴重な文化遺産なども多く、
仏像などだけでなく書画においても、棟方志功や俵屋宗達、
伊藤若沖など貴重な作品を収蔵している。

これらの収蔵物は、
現在常設の美術館「龍泉寺美術館」において一般公開されている。
美術館では年数回企画展も行われており、
宗教だけでなく文化の発信地としても名高い。

境内には下野三大藤のひとつ「龍泉寺一丈藤」があり、
5月頃には見事な花を咲かせる。

〒326-0044 足利市助戸1-652

TEL 0284-41-5685

FAX 0284-40-1555

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