古墳の上に築かれた寺
古墳の上に築かれた龍蔵寺は、
建久7年(1196)足利義兼の家臣であった小野兵衛次郎友義を祖とする
小野家の菩提寺として創建されたと伝えられている。
昭和初期には本堂・庫裡・地蔵堂・地蔵堂仮堂・伊勢神宮を有する寺院であったが、
戦後の動乱で現在は地蔵堂および伊勢神宮を残すのみ。
境内にまつられている地蔵菩薩は、
昔は子育て安産の祈願に遠方より多くの参拝者を集めていたとされる。
また途絶えていた、百万遍念仏会を平成20年(2008)に復活させ、
毎年3月最終土曜日に行なっている。
現在は足利市の正善寺の兼務寺である。